アニメ逆転裁判の感想!「第1話 はじめての逆転」
遅ればせながら、逆転裁判のアニメを鑑賞したので感想を書いてみます。
ちなみに最初にワタシの逆転裁判ハマリ度を書いておくと。
・ナンバリングは1~5プレイ済。
・逆転検事1・2プレイ済
・大逆転裁判プレイ済
・実写映画版?成宮?なにそれおいしいの?
原作ファンということで、かなり厳しい話もするが、ワタシの本音を聴いてください。
(出典:http://www.ytv.co.jp/animeroom/|ANIME ROOM | 読売テレビ アニメ総合サイト
中身がスッカスカ
逆転裁判1ってのは第4話まであってかなりのボリューム。しかもチュートリアルの1話から話を追うごとに事件が複雑化=ボリュームが増してきます。
で。このアニメ、何クールやるか知らないけど、逆転裁判1を全部やろうとしている?もし2クール(26話くらい)でやろうとしていると、詰め込みすぎなんだよなあ・・・。4クールとは思えないし。
そうなると最初から飛ばしていかないといけないのは理解できます。できますが、それがあまりにも裏目。結果、スッカスカで軽い麩菓子みたいなアニメになってます。
さすがに原作第1話を30分で終わらせるのは無理があるでしょ。
魅力がすごい(ない)よ
逆転裁判の魅力は、 相手の証言をよく聞いて違和感を感じた時のゾワゾワっと鳥肌の立つ感覚。そして矛盾を暴きだした時の快感に尽きると思います。
でも、テキストを何度も読んで違和感を探す作業が、アニメではできない。何回も繰り返したら長くなるし、くどい。なもんで、結構重要なセリフがさらさらっと流れていきます。(いちおう、画面上に文字を出して重要度を上げる演出はありますが)
これでは受け手が証言に集中なんてできません。情報を頭にインプットする時間すらないんですから。それなのに矛盾が!異議あり!って言われても「ああ・・・そう言われればそうね」ってなって終わり。そこに快感は生まれやしない。
あるのは千尋さんの胸の谷間という快感だけですね。
ゲームの世界観は守っているが・・・
ゲームの世界観を壊さないようにっ・・・ってスタッフの意図はもんのすごく伝わってきます。
逆転裁判3で若かりしなるほどくんが愛用していた「RYU」Tシャツがチラッと映っていたり。場面転換時の日時と場所の吹き出しをゲームのままにしたり。とか。
でも、なんだかやっつけ仕事感?「原作に忠実に作ったんでファンの方も文句ないっすよね?」って思惑がヒシヒシと伝わってくるんですよ。
でも、違うんです!それがファンの神経を逆撫でするんだって!
アニメにはアニメの良さがあるんだから、アニメとしておもしろい作品にしてほしいんです!おもしろい作品をファンが賛否両論で語り合うならいいですが、そもそもアニメ作品としてつまらないのでは元も子もない。
多少ストーリーとか設定とか変えたっていいんですよ。アニメだもの。
最後に
厳しい言葉ばかりになってしまいましたが、やっぱり逆転裁判大好きです。
もし、アニメ版だけ見てつまらないって思う人がいたとしたらすごく悔しいんです。違うんだ、逆転裁判のポテンシャルはこんなもんじゃないんだー!ってね。
だからスタッフさんには、原作にとらわれず、ノビノビとおもしろい作品を作ってほしいと思っています。見せましょう、逆転裁判の底力を。
だが、山野のカツラ投げをカットしたスタッフ、テメーはダメだ!